小中学校における不登校児童数が29万人に。中学校では17人に1人が不登校

令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果

令和5年10月4日、『令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果』が文部科学省より発表された。

調査結果の主な特徴は以下であった。
とくにニュースでも注目を浴びたのは、小・中学校における不登校児童生徒数が29万人で、前年の24万人から大幅に増え、不登校児童生徒の割合は3.2%になったことである。

1)・小・中・高等学校における暴力行為の発生件数 95,426 件(前年度76,441 件)
・児童生徒1,000 人当たりの暴力行為発生件数 7.5 件(前年度6.0 件)
2)・小・中・高・特別支援学校におけるいじめの認知件数 681,948 件(前年度615,351 件)
・児童生徒1,000 人当たりのいじめの認知件数 53.3 件(前年度47.7 件)
・都道府県ごとの児童生徒1,000 人当たりの認知件数の差は最大で8.2 倍(前年度9.9 倍)
・いじめ防止対策推進法第28 条第1 項に規定する重大事態の発生件数 923 件(前年度706 件)
3)・小・中学校における長期欠席者数 460,648 人(前年度413,750 人)
・うち,不登校児童生徒数 299,048 人(前年度244,940 人)
在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合 3.2%(前年度2.6%)
4)・高等学校における長期欠席者数 122,771 人(前年度118,232 人)
・うち,不登校生徒数 60,575 人(前年度50,985 人)
・在籍生徒に占める不登校生徒の割合 2.0%(前年度1.7%)
5)・高等学校における中途退学者数 43,401 人(前年度38,928 人)
・在籍生徒数に対する中途退学者の割合 1.4%(前年度1.2%)
6)・小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数 411 人(前年度368 人)

不登校児童数が29万人を突破。全体の3.2%に。中学校では約6%

それでは、この不登校児童数が29万人という結果をどう受け止めればよいだろうか。
全体の3.2%ということは、100人小中学生がいたら、3人が不登校の計算である。
つまり、約33人に1人が不登校。1クラスに1名は不登校がいる計算になる。

※文部科学省調査より引用

注目したいのは、中学校における不登校児童生徒の割合が5.98%(17人に1人)ということである。

17人に1人ということは、クラスにほぼ2人不登校児童がいる計算になる。

これはかなりインパクトが大きい数字ではないだろうか。

※文部科学省調査より引用

1000人あたりの不登校人数も、令和2年を境に激増している。

もはや、不登校は当たり前となって久しいが、それがどんどん広がっている。

学年別にみる不登校児童生徒数

※文部科学省調査より引用

学年別にみると、小学校6年生から中学校1年生にかけ、大きく増加している。中1ギャップである。

中学校2年生ではさらに増え、中1ギャップと同様に、中1から中2でもギャップが存在するようだ。

 

 

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